元テレビ朝日社員の玉川徹氏が17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、関税をめぐるアメリカと中国の対立について言及した。
玉川氏は「関税をかければ両方にとって損なんです」とし、「自由貿易の果実をずっと世界中が享受して、世界経済が伸びてきた。アメリカはその恩恵を最も受けてきたと言っていい」と米国こそが自由貿易によって成長してきたと指摘した。「それをやめれば中国にとっても打撃だけれどアメリカにとっても打撃です。どっちがチキンレースに勝つのかといえば、中国は(この事態を)想定して用意してきた部分があるらしい」と述べた。
玉川氏は「たとえばアメリカの食料品を中国はずいぶんと買っている。第一次トランプ政権のときに似たようなことがあったときに、アメリカから買わなくても例えばブラジルから買うとか、販路を増やしてきて備えていたようです。関税が高くなるとアメリカの農産物も売れなくなるのでたぶんだぶつくんです。そうすると価格が下がるので、所得補償をしなければならなくなるので余計に税金がかかるはず」と結局、米国の利益にならないのではと分析した。
玉川氏は「だからチキンレースになった場合には実はアメリカのほうが弱いんじゃないですかね。民主主義国家なだけに」と持論を述べた。
https://www.daily.co.jp/gossip/2025/04/17/0018880593.shtml