![菊川怜は出ない?参院選目玉候補を追跡 国民民主の菅野志桜里氏、立憲・蓮舫氏に逆風も [きつねうどん★]->画像>2枚](https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/800w/img_fb87e8e22076a30799067f978b2cbdd9121858.jpg)
犬猿の仲でも知られるが…
7月3日公示、20日投開票が予想される参院選まで約2か月と迫った。各党は候補者の擁立で大詰めを迎えているが、それぞれ〝内憂外患〟を抱えている状況だ。果たして目玉候補は出てくるのだろうか。各党の事情を探った。
自民党はこれまで選挙区47人、比例27人を公認している。東京選挙区の2人目や大阪選挙区の選考が難航している。
「比例で82歳になる山東昭子元参院議長や杉田水脈前衆院議員の公認で反発の声が上がったが、今回の(比例の)当落ラインはかなり上がる。3年前は18人当選したが、今回は10人前後の狭き門で壮絶な党内争いになる」(自民党関係者)
いわゆるタレント候補は新潟選挙区から出るシドニー五輪競泳女子銀メダリストの中村真衣氏や比例代表でオリエンタルラジオ・中田敦彦の弟でプロダンサーの中田フィッシュ(FISHBOY)ぐらいしかいない。一部で名前が挙がった女優の菊川怜は秋公開の映画主演が発表された。
「選対委員長の木原誠二氏は芸能人脈も太いので、タレントやプロスポーツ選手の名前が取りざたされ、出馬となれば直前の発表になるでしょう」(同)
各世論調査で野党第1党の立憲民主党を抜き、地方選挙でも旋風を起こしているのは玉木雄一郎代表率いる国民民主党だ。東京選挙区に元NHKアナウンサーの牛田茉友氏、比例に東海大学海洋学部教授の山田吉彦氏らを擁立し、30人が公認済み。須藤元気元参院議員の擁立も浮上し、獲得議席数は20議席前後の予想も出ている。
「菅野志桜里氏を本当に比例で擁立するかどうか。過去のスキャンダルのイメージを払拭できていないために上げ潮ムードに水をさしかねない」(永田町関係者)
すっかり国民にお株を奪われた立憲民主党だが、40人近くを公認し、大きく議席を伸ばす公算が高い。都知事選出馬で離党した蓮舫元参院議員の去就が揺れている。比例で擁立されれば、当選圏に入ってくるが、各産業別労組の組織内候補がしわ寄せを食らう。党内はカンカンガクガクで、不透明な状況だ。
3年前は12議席を獲得し、躍進した日本維新の会は退潮著しい。離党者が相次ぎ、ガバナンス不全が叫ばれる状況に党創設者の松井一郎氏から「このままでは潰れる」と苦言を呈されている。前回は歌手の中条きよし氏、作家の猪瀬直樹氏、元陸上の松野明美氏、元プロ野球選手の青島健太氏らタレント候補が大挙当選していたが、今回は作家の石平氏が公認辞退し、〝マネーの虎〟実業家の南原竜樹氏が内定しているのみ。巻き返しの材料を探しているが見通しは厳しそうだ。
山本太郎代表のれいわ新選組は改選2から5議席以上で倍増の勢いだ。「前回は水道橋博士を擁立したが、タレント候補に頼らない戦略を模索しているようで、今のところは地味な顔ぶれです」(野党関係者)
社民党、参政党、日本保守党、NHK党、石丸伸二氏の「再生の道」などはそれぞれ比例で1議席の目安となる100万票獲得に向けて、熾烈なバトルを繰り広げることになる。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/342941