波紋を呼んでいるのは韓国の製紙メーカー「ケックッタンナラ(英語名:Klean Nara、きれいな国の意)」の生理用ナプキン「リリアン」で、「使用したら経血量が減って生理痛がひどくなった」などの批判が殺到した。メーカー相手に損害賠償の集団訴訟への参加意思を明らかにした女性だけでも500人を超えたという。
きっかけは今年3月、ある大学で発表された「有害物質の調査結果」にさかのぼる。ここで、リリアン製品から他製品に比べて最大10倍量に上る有害物質が発見されていたのだ。
リリアンの包装パッケージには「純綿不織布」など主要成分のみが表示されており、下着との付着面に使われている接着剤成分「スチレン・ブタジエン」は明記されていないとのこと。なお、この接着剤成分は発がん性物質を含む総揮発性有機化合物(TVOC)を放出することが知られている。
韓国では最近、国会でも生理用ナプキンの安全問題が取り上げられたが、食品医薬品安全処の柳永珍(リュ・ヨンジン)処長は「その部分(TVOCについて)はまだ報告を受けていない」など言葉を濁したという。
一方のケックッタンナラは当初「有害性の有無が確認されなかった」として商品購入者が求める払い戻しを拒否していたが、今月28日から「リリアン」商品すべてについて払い戻しに応じると明らかにした。
この報道には、韓国の女性を中心としたネットユーザーらから
「消費者の健康に対してどう責任を取るつもり?」「二度と使わない。(きれいな国ではなく)汚い国だ」「不買運動をしよう!」「他のナプキンも調査して。リリアンだけとは思えない」など怒りの声や、
「どこのナプキンを使ったらいいの?安全で信じられるものがない」「自分はおばさんだけど、もし将来出産する女性だったら心配」など悲痛な声が続々と集まっている。
また、メーカーや国の機関に対して「国民がそんなにばかに見える?」「食薬処に問い合わせても『問題ない』、ケックッタンナラの消費者相談室は電話もつながらないらしい。しっかり処罰して」という強い批判の声も上がった。
中には「一体この国では何を信じたらいいの?生理用ナプキンまでとは…ばかげてる」との嘆き節や、男性ユーザーから「女性は生理痛で苦労していて気の毒。せめてナプキンだけでもしっかり作ってあげないと」という優しさあふれるコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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写真はソウル。