熊本県警の元警察官の男性(48)が、長時間労働などによってうつ病になり、上司からのパワハラで症状が悪化し退職を余儀なくされたとして、県に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁(小野寺優子裁判長)は26日、請求を棄却した。
訴状によると、男性は警察署に勤務していた平成14年6月から15年3月、長時間労働が続いたほか計5回の配置換えを命じられ、同4月にうつ病と診断された。その後、入院や自宅療養のため休職を繰り返すようになり、23年に退職した。
男性側は、うつ病発症後、公務災害の請求をしようとしたところ、「死んでもいないのに公務災害になるか」などと上司から罵倒されるパワハラを受け、症状が悪化したと主張していた。
2018.3.26 13:49
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/180326/wst1803260039-n1.html