東京・世田谷区の区立中学校の男性教諭が、去年男子生徒に授業中体罰をするなどして、この生徒が不登校になっていたことがわかりました。
世田谷区教育委員会によりますと、去年5月、区立中学校の50代の国語の男性教諭が、授業中の態度を指導するとして1年生の男子生徒を黒板の前に連れ出し、背後から背中を押しつけて生徒の顔を黒板にぶつけました。
この際、生徒の眼鏡が壊れたということです。
男子生徒が翌日から欠席したため学校が聞き取りをしたところ男性教諭は体罰を認め、生徒の自宅を訪れて謝罪したということです。
しかし、数日後、生徒が登校した際、「辞書を使わせない」とかほかの生徒に「この生徒と口をきくな」といった発言をして、その後、生徒は不登校になり去年12月までおよそ半年間、続いたということです。
区の教育委員会は一連の経緯についてこの教諭から改めて聴き取りを行い、教員の処分を行う東京都の教育委員会に報告するか検討することにしています。
男子生徒はことしに入って少しずつ登校をできるようになり、教室とは別の部屋で課題をこなしていたということです。
03月18日 13時54分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200318/1000045668.html