性別騒動の台湾選手が準々決勝進出 パリ五輪ボクシング
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【AFP=時事】パリ五輪は2日、ボクシング女子57キロ級2回戦が行われ、性別をめぐる問題の渦中にある台湾の林郁婷(Lin Yu-ting)が準々決勝進出を果たした。
28歳の林は、今大会のボクシング女子で性別の適格性が議論を呼んでいる選手の一人。
もう一人のイマン・ヘリフ(Imane Khelif、アルジェリア)は前日の女子66キロ級2回戦に出場し、わずか46秒で勝利している。
林はこの日が大会初戦で、ウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワ(Sitora Turdibekova)を判定5-0で下した。
林とヘリフは、昨年インドで行われた国際ボクシング協会(IBA)主催の女子世界選手権(2023 IBA Women's World Boxing Championships)で出場資格基準を満たさなかったとして失格処分になったが、
パリ五輪のボクシング競技を運営する国際オリンピック委員会(IOC)は、両選手の出場を認めている。
IBAは、両選手が世界選手権で受けたのは「テストステロン検査ではなく、別の広く認められている検査」であり「詳細は部外秘」としている。
IOCのマーク・アダムス(Mark Adams)広報部長は、五輪の出場資格は選手のパスポートに記載された性別に基づくとしつつ、「白か黒かの問題ではない」と話している。
林とヘリフはどちらもトランスジェンダーではないとされており、2021年の東京五輪でも女子種目に出場している。
【翻訳編集】 AFPBB News
